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2022年05月06日

2021年05月26日

● 会長挨拶 ●

令和3年6月4日

東京都教育会総会挨拶

~ポストコロナ時代をみすえて~


東京都教育会会長 有賀康修


 皆様が新型コロナウイルスの感染拡大と非常事態宣言の発出の下で、子供と教職員の感染予防と教育活動の両立に向け、ご尽力されていることに感謝と敬意を表します。

 振り返りますと、令和2年度は突然の臨時休業に始まり、安心安全な教育環境の維持と教育課程の実施に向けた授業確保に格闘した毎日でした。入学式や修学旅行など多くの学校行事が中止に追い込まれたことに象徴される、先の見通せない毎日は、子供と保護者、教職員の心身の疲れを大きくし、それは今も続いております。学校は保護者の就業を支え、学習機会と学力を保障し、豊かな人間関係による人格形成、心と体の健康を保障する大きな役割を果たしていることが再認識された一年でした。

 新型コロナウイルス対策はワクチン接種です。7月末には医療関係者、高齢者にワクチン接種を終える見通しとなりました。私は機会をとらえて、夏季休業中に教職員のワクチン接種が終了するように訴えたいと思います。皆様も保健所、教育委員会、学校医、保護者と一緒になって、子供の安全のために教職員のワクチン接種が早期に実施されるように声をあげてください。

 ポストコロナ時代は、新型コロナウイルス感染症によって疲弊した経済や社会、人々の身心を癒し、復興させていく取組が大切です。未来に向けて脱炭素社会、デジタル庁の創設、幼児教育の充実に向けたこども庁が検討されています。ポストコロナ時代に夢と希望が必要です。教育は時代を切り拓く営みです。

 本年3月に発表された東京都教育施策大綱は、「誰一人取り残さず、すべての子供が将来への希望を持って自ら伸び、育つ教育を目指して」が主題です。主題達成に向けた基軸として3つの「学び」が示され、実践が求められています。取組としては、新学習指導要領の着実な実施とICTの活用が大切です。次の視点も必要だと思います。

⑴「新しい生活様式」を踏まえた学校運営

子供と教職員の安心・安全にむけた保健計画、実技授業の実施方法、学校行事の工夫等

⑵学習のばらつきと保護者と子供の学習への不安解消 (保護者との連携強化)

 新型コロナウイルス感染症のために昨年は多くの学校で授業時間が不足しました。各学校の授業実施状況、子供の学習到達度、習熟度には相当なばらつきが生じています。

 全国学力・学習状況調査の結果報告を受けて自校の実態を把握し、対策を立てることができます。一人一人の学習履歴と学習方法・学習習慣、理解度に応じた補充的、発展的な指導の計画が示されると保護者と子供は安心します。

⑶精神衛生に力点をおいた生徒指導の展開

 登校しぶり等、子供の抱える心の問題を早期に発見し組織的に対応する体制の整備。

⑷教職員の過労を防ぎ、休息を工夫する (働き方改革の推進)

 学校・教師の役割と保護者・家庭の担う仕事と責任を整理し、見直しましょう。

以上

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